2026年09月19日
「物価が上がっているから、今年は旅行を我慢しよう」
そんな声を聞くことが増えました。
食品や日用品、電気代、ガソリン代など、毎日の生活に必要なお金が増えている中で、どうしても後回しになりやすいのが、旅行やレジャー、イベントなどの「楽しむためのお金」です。
もちろん、家計に無理をさせてまで出かける必要はありません。
しかし、レジャー費を「なくすべき支出」と考えるのも、少し違うのではないでしょうか。
子育て世帯にとって、旅行や休日のお出かけは、単なる「娯楽」ではありません。
家族で旅行に行ったり、遊園地に行ったり、キャンプをしたり、地域のイベントに参加したり。
こうした体験は、子どもにとって思い出になるだけでなく、家族で一緒に過ごす時間そのものでもあります。
そして、子どもの成長には期限があります。
小学生の今だから楽しめること。
中学生になったら興味が変わること。
高校生になると、部活動や友人との予定が増えて、家族旅行に一緒に行く機会が減ることもあります。
「もう少し余裕ができてから旅行しよう」
と思っているうちに、子どもが大きくなってしまうこともあります。
だからこそ、レジャー費は単純に「削る支出」と考えるのではなく、家族にとってどんな時間を残したいのかという視点で考えてみることも大切です。
一方で、旅行やレジャーにお金をかければかけるほど、満足度が高くなるわけでもありません。
例えば、
・遠方への旅行を年1回
・近場への日帰り旅行を数回
・無料のイベントや公園を利用する
・地域の祭りや季節のイベントに参加する
・家族で少し贅沢な食事をする
・普段行かない場所へドライブする
など、方法はいろいろあります。
大切なのは、「いくら使ったか」だけではなく、家族にとってどれだけ思い出に残る時間になったかです。
高額なテーマパークに行かなくても、子どもと一緒にお弁当を作って公園へ行くだけで、何年後かに「あのとき楽しかったね」と話せることがあります。
おすすめしたいのは、レジャー費を「余ったら使うお金」にしないことです。
例えば、
「今年は家族で○万円までレジャーに使う」
と、最初から年間予算を決めてしまいます。
仮に年間24万円なら、月平均では2万円。
毎月必ず2万円使う必要はありません。
春休み、夏休み、秋の連休、年末年始などにまとめて使ってもいいでしょう。
「今月は使わなかったから、旅行資金として残しておこう」
という考え方です。
こうすると、旅行のたびに「今月は使いすぎかな……」と悩むことも少なくなります。
旅行やイベントの費用は、普段の生活費と一緒にしてしまうと、家計が分かりにくくなります。
そこで、
「家族レジャー積立」
を作ってみるのも一つの方法です。
毎月1万円なら年間12万円。
毎月2万円なら年間24万円。
ボーナスがある家庭なら、そこから一定額を旅行資金として確保してもいいでしょう。
重要なのは、「旅行に行ったら赤字になった」という状態を避けること。
旅行のためにクレジットカードで支払い、翌月以降の生活費を圧迫するようでは、せっかくの楽しい旅行が家計の負担になってしまいます。
物価高の時代だからこそ、家計の見直しは必要です。
ただし、何でもかんでも削ればいいわけではありません。
例えば、
「ほとんど利用していないサブスク」
「使っていないサービス」
「必要以上に高い通信費」
「見直していない保険」
「なんとなく続けている固定費」
などを整理して、そこで浮いたお金を家族のレジャー費に回す。
これなら、単なる我慢ではありません。
「使わないものを減らして、大切なものにお金を使う」
という家計管理です。
教育費や住宅費、老後資金など、将来のお金を準備することはもちろん大切です。
しかし、将来のためにすべてを我慢してしまう必要もありません。
子どもと一緒に旅行できる時間。
家族で休日を過ごせる時間。
季節のイベントを楽しめる時間。
これらは、お金があればいつでも買い戻せるものではありません。
だからこそ、
「いくら貯めるか」だけではなく、「何にお金を使いたいのか」
も、家族で一度考えてみてはいかがでしょうか。
今年の秋、そして冬。
遠くへ旅行に行かなくても構いません。
近場のお出かけでも、地域のイベントでも、家族で食事をするだけでもいい。
家計を守りながら、今しか作れない家族の思い出を、少しずつ増やしていきたいものです。
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