2026年06月02日
第105回 アシスト通信 2026年6月号
≪空海の言葉に学ぶ≫
**「幸せな人の心得ていること」**
私は以前から、空海(弘法大師様)の教えに強く惹かれてきました。
空海の本を読んだり、映画(北大路欣也)を観たり、高野山の宿坊に滞在したこともあります。
今、その中で感じたのは――――
空海の言葉には、現代の経営や人生にも通じる「本質」が詰まっているということです。
今回は、その中でも特に大切だと感じた“5つの教え”をご紹介したいと思います。
■1「自分の適したところに力を使えば、物事はうまくいく」
人は誰でも、それぞれの強みや個性(輝かしい宝石の原石)を持っています。
しかし、自分に合わないことに力を使い続けると、成果は出にくくなります。
自分の得意分野に集中することで、物事は驚くほどスムーズに進みます。
これは経営でも同じです。
社員一人ひとりの強みを活かすことができれば、
組織は自然と活性化し、職場や家庭に笑顔があふれ、結果として業績向上につながります。
■2「妙薬も使わねば益なし」
たとえ、どれだけ素晴らしい薬があったとしても、実際に口にしなければ病が治ることはないということです。
どれほど優れた知識や情報も、行動しなければ意味がありません。
「良い話を聞いた」で終わってしまっては、何も変わらないのです。
人生を変えるのは、知識ではなく行動。
小さな一歩でも実践することは例外なく結果に比例するでしょう。
■3「君子は己を責め、小人は人を責める」
これは「人生がうまく行かない」「常に不安がある」「他人を信じられない」
そう感じている人は、何かうまくいかないときや、思い通りに進まないときに、
こう考えてしまうようです。
「非を自分に探さず、他人や環境などの中を粗探し」する。
つまり、責任をすべて外に向けてしまうのです。
原因をどこに求めるかで、その後の人生は大きく変わります。
すべて、他人や環境のせいにしても、状況は変わらず、まわりの人は離れていってしまいます。
一方で、幸せな経営者や、成長する人は“常に自分に改善点(原因・責任)を求める”
この積み重ねが、大きな差を生み出します。
その結果、すぐにお金が集まらなくとも、たくさんの“友人”と“幸”が雪崩の如く訪れることでしょう。「企業」とは「人」を「止める」「業(わざ)」と書きますし‥
■4「心暗ければ、即ち遇うところことごとく禍なり」
これは、心が曇っていると、何を見ても悪い方向に捉えてしまいます。
同じ出来事でも、前向きに捉える人と、否定的に捉える人では結果が大きく変わります。
経営者やリーダーであればなおさら、自分の心の状態が組織全体、友人、家族に影響します。
だからこそ、日頃から楽しく笑顔で、前向きな視点を持つことが大切なのでしょう。
■5「行はこれ修行なり」
日々の行動そのものが、自分を成長させる修行であるという教えです。
特別なことをする必要はありません。
目の前の仕事に真剣に向き合うこと、日々の積み重ねこそが、自分を磨いていきます。
コツコツと継続することが、やがて大きな成果につながります。
以上の5つですが、いかがでしょうか?
ほんとに久しぶりに空海の本を開いてみましたが、
空海の教えに共通しているのは、とてもシンプル。
・自分の強みを活かす・行動する・責任を自分に求める・他人を責めない・前向きな心を持つ
・日々を積み重ねる‥どれも当たり前のようで、実践し続けることは意外に難しい。
しかし、当たり前にできている人もたくさんいます。
やはり、この“当たり前”を続けられる人が、
結果として幸せな人生や、経営を実現しているのではないでしょうか。
私もあらためて、初心に帰って毎日を過ごしてまいりたいと思いました。
今日のあなたの素敵な出会いを祈っております。
営業とは応援だ‼
最後まで読んでいただいた貴方の優しさに、心からの「ありがとう」を贈ります。
宮本新治
2026年5月23日