2024年12月02日
ついに2024年最後の通信となります。
早いですね!
さて、今回の「貯金に税金がかかる!?」について触れてみたいと思います。
「預金には税金がかからない」と思っている方も多いかもしれませんが、実際には普通預金の「利息(利
子所得)」には税金(所得税15.315%・住民税5%)がかかります。
普通預金の利息に“税金がかからない貯蓄方法”や“節税につながる資産運用”のポイントを解説します。
あなたの資産を守り、増やすための賢い選択肢を見つけてみましょう。
通常、利息が発生した時点で、税金は銀行などの金融機関によって自動的に源泉徴収され、個別に確定申告をす
る必要がないため、利息に税金がかかっている認識がないのでしょう。
では、ここで「税金がかかる預金と、かからない預金」をご紹介させていただきます。
できれば預金の利息に税金がかからないに越したことはないと思います。
では早速ですが、税金がかかる預金と、かからない預金は下記になります。
【税金がかかる預金】
・預金(普通預金・定期預金・貯蓄預金など)・一般財形貯蓄・特定公社債・一部の保険金・株式投資や投資信託
【税金がかからない預金】
・自宅の現金・財形住宅貯蓄や財形年金貯蓄・納税準備預金や納税貯蓄組合預金‥となります。
税金のかからない預金を解説しますと‥まず、「自宅の現金」とはタンス預金です。自宅に現金を保管してある
ので当然、税金が発生しません。(笑)そして、「財形住宅貯蓄や財形年金貯蓄」※財形住宅貯蓄とあわせた元本
550万円まで非課税
住宅購入や年金のための貯蓄制度で、5年以上積み立てを行う必要があります。
最後に「納税準備預金・納税貯蓄組合預金」は、税金の支払いのための預金です。税金を支払うためであれば課
税されませんが、その他の場合の引き出しですと利息に対して税金が課されます。
そして、投資で非課税と言えば、ご存知「NISA・iDeCo」です。NISA口座やiDeCo口座で運用して得た利益
に対しては課税されません。
これらの特性を知った上で、将来のために「貯蓄」と「投資」のバランスを整えることがとても
重要になります。低金利の今、貯蓄しているだけでは、お金の価値低下、物価上昇からもマイナス
になる可能性も高いです。また、銀行の「ATM手数料など」「利息課税」からも「預金は実質マ
イナス」と考えるべきでしょう。
ですので貯蓄だけではなく、投資も併用して資産を増やしていくことが必須となるでしょう。
特に「非課税効果の高いNISAとiDeCo」を始めるには「余裕資金」で行うことが大切です。
iDeCoは年金のための積立制度です。積み立てをはじめると60歳まで引き出しができませんが、掛金は全額所
得控除になり、運用益が非課税になります。節税効果が高いのはiDeCoです。扶養されていて所得税が0円な
どではない場合を除いて、余剰資金がある方は最低積立金額の5,000円でもやっておく意味はあります。
続いて、NISAです。NISAは少額から投資を行いたい人に向けた非課税制度です。証券会
社でNISA口座を開きNISA口座で運用して得た利益に対しては全額非課税となります。
運用益に対する非課税のみですので、節税効果としてはiDeCoに劣るかもしれません。
しかしiDeCoと大きく異なる点は、NISAはいつでも引き出し可能なので、万が一お金が
必要な場面に直面した時は、すぐに引き出しができる安心感もNISAのメリットですよね。
また、会社経営者の方々は「利益の繰り延べ」のできる方法が沢山ありますので、そういった対策を取ること
により、会社経営のリスクマネージメントや自身の引退資金を作り出すことも有効でしょう。
「老後の心配が具体化」して来るのは、あなたが思っているほど、そう遠くのお話ではないのです。
65歳、70歳の現役を退く年齢の10年、15年前になって、「あれ!あと10年で60かよ!」とか
「私もこれで45歳か~!あれ!あと15年で60歳じゃない!」と思ってからでは、
少し遅いかも知れないですね。
運用に最も必要で重要な鍵は「時間」です。
後回しにしないで、やれることから始めましょう。
そして、FPやIFAなどのお金の専門家に相談してみるのもいいでしょう。
今月の通信はいかがでしたか?
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この情報を活用いただきまして、
来る2025年が、あなたの“安心な将来を手にするための第一歩”となることを祈っております。