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お金や保険のこと

母子家庭と父子家庭の「保険金を子供が受け取れない!?」

生命保険関連

2020年03月02日

マネー講座の個別相談にお越しいただく方の中には、
母子家庭の方が多くいらっしゃいます。

今回は「保険金が我が子に届かない!」というお話です。

     
「うちは母子家庭なので、もし私に何かあった時、この子が困らないように保険に入っておかないと」と、
どなたでも考えるでしょう。

そして、学資保険や、生命保険に入るのですが‥
これが悲劇の始まりだったりします!

保険金は‥
受け取る人が成人していないと受け取れないのです。

つまり、母子家庭のお母さんの身に不幸な出来事が起きた時、
保険会社は、その残された子供が成人していないと、保険金を払ってあげたくても、払ってあげられないのです。涙

その保険金を受け取るには、家庭裁判所より「未成年後見人」と認められた方が必要となります。
この未成年後見人は、誰でもなれるわけではありませんが、
基本は親権者、親族、血縁のある方で経済的に大丈夫な方がなることになります。

もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが。


ギャンブル癖、遊び癖、借金癖の悪い離婚した元旦那が名乗り出て、その多額な保険金を受け取り、
かわいい赤ちゃんを託児所に置き去りにし逃げた事例もあるんですよ。

この事例は果たして‥
想定外なできごとだとお考えでしょうか?

いいえ。
十分に予測可能です。

まず、このお母さんは何も落ち度はありません。

実は、この元旦那も悪いことをしましたが、この旦那の責任でもないかも知れません。

では誰が?

それは‥

この保険を扱った担当セールスに責任があると考えても言い過ぎではないでしょう。

この担当セールスが、
お母さんの事情を把握し「十分に想定可能な保険金受取りに際してのリスクを回避できる契約形態」で契約していたとしたならば、こんな事態にはならなかったはずです。

生命保険とは困った時に役立つ、あてになる唯一の金融商品になります。
困る前に、もう一度、入っている保険の確認をしてみてはいかがですか?

【保険加入リスク回避法】

①1つの保険会社で入らない。
国内には約40社ほどの保険会社が存在しております。
「相見積もりを取ったり、機能を知ることからじっくりと選びましょう!」

②担当セールスの選択
これはなかなか、見分けにくいですが。
ネットで評判をチェック。紹介で知り合う。業界歴が長めの方を選ぶ。保有資格の確認(FP・MDRT等)

#保険の見直し #学費積立 #老後生活資金

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