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出世払い奨学金制度

教育資金関連

2022年11月07日

今年、9月に卒業後の所得に応じて返済する出世払い奨学金制度の導入に向け、国が検討に入ったようですね。

再来年の導入を目指してる。

文科省によるとオーストラリア、イギリスでは既に導入されているようです。

この制度の所得連動型ローンシステムは、簡単ながらも強力なコンセプトに基づく。
学生はわずかなコスト、あるいはコストなしで大学に入学し、そのときに負う債務を後に返済する。
だがそれは事前に決められた最低限の所得額を上回る所得のある場合に限られる。
現在日本で検討されている案では、年収が300万円を下回る卒業生は返済を求められない。もしこの金額を超える年収を生涯得られないならば、その理由を問わず返済を求められることはないとのこと。

所得連動型ローンシステムの単純明快な特徴は借り手にとって大きな意味を持つ。財政的に厳しい状況下では返済義務がないため、仮に失業してもローン返済に悩むことがないし、返済に窮した借り手が家族に助けを求める必要もない。

このシステムの下では借り手が破産することがないので、信用履歴に傷がつかず、ローン返済の不安にさいなまれることもない。
そして借り手が破産によりシステムから退出することがないため、将来返済される可能性が残り、その分納税者の負担が減るので、政府にとっても好都合。

所得連動型ローンの仕組みは、ローン返済の困難と破産に対する保険を提供する効果を持つ。
提案されている出世払い型奨学金の下では、学生が不況時に卒業し職を得られない場合、子育てや老齢の親の世話で一時的に仕事を離れねばならない場合でも、ローン返済に伴う悪影響は生じない。

岸田首相による出世払い型奨学金導入の提案は、大学生の授業料支払いは可能なときに行うべきだという考え方に基づく。
一部の親は子の授業料を賄う財力がなく、学生ローンの返済が難しい学生は多いだろう。
これらすべては所得連動型ローンにより対応できる。このシステムに支えられた大学教育は、貧困者の教育へのアクセスを高めつつ、容易に継続・発展できるでしょう。

出世払い型奨学金は未来の学生に力を与え、高等教育のコスト負担を親から学生本人に移すとともに、本人に過大な負担とならないようにする仕組みとなります。

日本の多くの大学進学希望者が、財力の不足や将来の低所得によりローン返済が難しくなることへの懸念から、進学をあきらめていることがデータにより示されているので、一日も早い導入が待たれます^^

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