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家族の個人情報は大丈夫?相次ぐ情報漏えいから子どもと家計を守る方法

時事ネタ

2026年10月10日

家族の個人情報は大丈夫?相次ぐ情報漏えいから子どもと家計を守る方法

最近、大手企業やさまざまなサービスで、個人情報の漏えいが相次いでいます。

2026年9月末から10月にかけても、会員向けアプリや各種オンラインサービスなどで、大規模な情報漏えいや、その可能性が公表されました。中には、数百万件から1,000万件を超える規模の事案もあります。

「大企業の問題だから、自分には関係ない」

そう思ってしまいがちですが、実は私たちの毎日の暮らしにも深く関係する問題です。

特に、子どものいる家庭では、親だけでなく、子どもの情報まで守る意識が必要になっています。

■ 個人情報が漏れると、何が起こるの?

個人情報というと、氏名や住所、電話番号を思い浮かべる方が多いでしょう。

しかし、インターネット上のサービスには、メールアドレス、会員情報、購入履歴、写真など、さまざまな情報が登録されています。サービスによっては、本人確認書類の画像などが保存されていることもあります。

こうした情報が外部に流出すると、次のような被害につながる可能性があります。

  • 迷惑メールや詐欺メールの増加
    本人の名前や利用サービスを知っているかのような、信じてしまいそうなメールが届くことがあります。
  • 偽のSMSや電話による詐欺
    宅配便、通販、銀行、行政機関などを装い、偽サイトへ誘導してパスワードやカード情報を盗もうとする手口です。
  • アカウントの乗っ取り
    複数のサービスで同じパスワードを使っていると、漏えいした認証情報を悪用される危険があります。
  • 金銭的な被害
    クレジットカードの不正利用や、偽サイトを通じた送金など、家計に直接影響する被害も考えられます。

情報が漏れたからといって、必ずこれらの被害が起こるわけではありません。しかし、漏えいした情報を別の情報と組み合わせることで、詐欺の手口が巧妙になる可能性があります。

■ 子育て世帯が特に注意したい3つのリスク

① 子どもの写真や生活情報

子どもの写真をSNSに投稿したり、学校行事や習い事の様子を公開したりする家庭も多いでしょう。

写真や投稿の内容によっては、制服、名札、学校名、生活圏などが分かってしまうことがあります。

もちろん、写真を投稿すること自体が危険というわけではありません。ただし、公開範囲や写真に写り込んでいる情報には注意が必要です。

子どもの名前、通学先、日々の行動パターンなどが分かる情報を、必要以上に公開しないようにしましょう。

② 学校や習い事の連絡を装った詐欺

保護者は、学校、塾、習い事、通販、自治体など、さまざまなところからメールや連絡を受け取ります。

そのため、「学校からのお知らせです」「月謝の支払いに問題があります」「申込内容を確認してください」といった連絡が届くと、つい信じてしまうかもしれません。

実際のサービス名や個人情報を知っているように見える連絡であっても、本物とは限りません。

メールやSMSに記載されたリンクをすぐに開かず、公式アプリや、普段から利用している公式サイトから確認する習慣をつけましょう。

③ 家計を圧迫する二次被害

個人情報の漏えいは、プライバシーだけの問題ではありません。

不正利用による金銭的損失に加え、カードの停止・再発行、パスワードの変更、各種サービスの確認など、対応にも時間と手間がかかります。

子育て世帯には、食費、光熱費、住宅費、教育費など、日々の支出があります。予想外の出費や手続きの負担が増えれば、家計にも精神的にも負担となりかねません。

だからこそ、被害に遭ってから慌てるのではなく、普段から備えておくことが大切です。

■ 今日からできる!家族を守る7つの対策

難しい専門知識がなくても、家庭でできる対策はあります。

1.パスワードを使い回さない

メール、通販、SNS、金融サービスなどで同じパスワードを使い回すのは避けましょう。サービスごとに異なるパスワードを設定し、必要に応じて信頼できるパスワード管理ツールを活用する方法もあります。

2.二段階認証・多要素認証を設定する

パスワードだけでなく、追加の確認を求める仕組みです。対応しているメールや金融サービスなどでは、積極的に利用しましょう。

3.不審なメールやSMSのリンクを開かない

「今すぐ確認」「本日中に手続き」「アカウントが停止されます」と急がせる連絡には注意が必要です。リンクからではなく、公式アプリやブックマークした公式サイトから確認しましょう。

4.子どもの写真や個人情報の公開範囲を見直す

SNSの公開設定を確認し、学校名、名札、住所が分かる背景、リアルタイムの居場所などが写り込んでいないか気をつけましょう。家族間でも、写真を投稿する前に確認するルールを決めておくと安心です。

5.使っていないアカウントを整理する

長い間利用していない通販サイトや会員サービスがあれば、不要なアカウントの削除を検討しましょう。登録先が多いほど、管理する情報も増えていきます。

6.スマートフォンやアプリを最新の状態に保つ

OSやアプリの更新には、セキュリティ上の問題を修正するものもあります。自動更新を活用し、身に覚えのないアプリをインストールしないようにしましょう。

7.利用明細やログイン履歴を確認する

クレジットカードや銀行口座の利用明細、メールアカウントのログイン履歴などを定期的に確認しましょう。身に覚えのない利用があれば、カード会社やサービスの公式窓口へ速やかに連絡してください。

■ もし、利用しているサービスで情報漏えいが発生したら?

まずは、そのサービスの公式発表を確認しましょう。

漏えいした可能性のある情報の種類によって、必要な対応は変わります。

  • パスワードが対象なら、同じパスワードを使っている他のサービスも変更する。
  • クレジットカード情報が対象なら、カード会社に連絡して利用状況や必要な手続きを確認する。
  • 本人確認書類などが対象なら、発表された案内に従い、関係機関やサービス提供元に相談する。
  • 不審なメールやSMSが届いたら、リンクを開かず、記載された連絡先ではなく公式窓口から確認する。

また、漏えいを知らせる連絡そのものを装った偽メールにも注意が必要です。慌ててリンクを開いたり、電話で暗証番号やパスワードを伝えたりしないでください。

■ 子どもを守ることは、家族の未来を守ること

私たちは、食費や光熱費の値上がり、教育費、将来の資産形成など、家族のお金についてさまざまな備えをしています。

しかし、デジタル社会では、個人情報を守ることも家族を守るための大切な備えです。

大切なのは、インターネットを怖がって利用をやめることではありません。便利なサービスを使いながら、情報を必要以上に渡さない、パスワードを使い回さない、怪しい連絡をすぐに信じない。こうした小さな習慣を積み重ねることです。

そして、子どもにも年齢に応じて、「知らない相手に個人情報を教えない」「届いたリンクをすぐに開かない」「困ったら親に相談する」といった基本を伝えていきましょう。

家族の安心は、一度の対策ですべて守れるものではありません。

だからこそ、今できることから始めてみませんか?

お金を守ることと同じように、家族の情報を守ることも、これからの時代に欠かせない生活防衛のひとつです。


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