2025年08月31日
第96回 アシスト通信 2025年9月号
みなさま、いつもありがとうございます。
まだまだ、残暑が続きますが、暦の上では‥いよいよ実りの秋になります。
うちの地域では、秋祭りの練習が始まり、笛や太鼓の音色が秋を感じさせます。
さて、今月号は“実りの秋”ということで‥
蒔かぬ種は生えぬ―行動が成果をつくる
について考えてみたいと思います。
「蒔かぬ種は生えぬ」
何もしなければ、結果は何も生まれない、変わらい。
これは昔からの教えですが、ビジネスの現場でも変わらぬ真理だと感じております。
例えば、営業現場を考えてみたいと思います。
当たり前ですが「新規顧客を獲得したい」と願うだけでは、売上は増えません。
「低迷している売り上げを何とかしなければ」と思っているだけでは、現状維持ですら困難でしょう。新たな人脈作り、新しい試みの計画、そして、電話やメール、訪問といった地道なアプローチ‥いわば「種まき」をしなければ、芽は出ません。
何もしなくて生えてくれるのは雑草ぐらいなもの。(笑)
同じように、社内で「新しいプロジェクトを立ち上げたい」と考えても、計画書を作り、関係者と相談し、必要なリソースを確保する努力をしなければ、企画は形にならないのです。
さらに、顧客との信頼関係も同じでしょう。
困った時だけお願いしたりするのは期待とは逆効果となりえます。
毎日少しずつでも顔を出し、ニーズを聞き、フォローを欠かさず行うことで、初めて信頼の「芽」が育ちます。逆に、期待だけを寄せても行動をしなければ、どんなに優れた商品やサービスも、顧客や提携先の心に届くことはありません。
世の中で流行っているもの(売れているもの)すべて、商品が勝手に売れてるのではなく、マーケティング戦略やコマーシャルがいいから売れるといった結果が生まれているのです。
成功する企業や個人は、水面下には、必ず「蒔き続ける努力」があります。
そして、必ず失敗することもあるでしょう。目標達成するためには失敗は標準装備されている。
その失敗の中には無駄と思える種もあるかもしれませんが、それらすべて、経験、学びという肥料になり、次の挑戦の芽を育てます。
種を蒔かずして、豊かな収穫を期待することはできないのです。
私のそうでしたが失敗すると敗北したかのように感じてしまい、落ち込むこともあります。
でも、失敗と敗北はまったく違います。
失敗とは「一時的に目標が叶わなかったこと」「期待通りに行かなかった」だけ。
結論ではなくINGで、一経過に過ぎない。
でも、敗北は「決着がついた状態」「負け」の確定です。
そして、この失敗した時のもっとも大きな支えになるものは「自信」と「希望」だと思います。
その自信と希望が「この企画は○○だから、絶対に行ける!」と信じるチカラになり、
「成功した時の家族の笑顔!!」をイメージさせて、どんなに苦しくても!
たとえ“小さな歩幅”でも、なんとか前に進むパワーになると実感しております。
自信と希望が必ず「大きな支え」となってくれます。
失敗した時に「なんとか、続ける?」それとも「撤退?」と2つの選択肢を準備しているから、また、さらに落ち込んでしまうのかもしれません。もちろん、諦めるべきこともあるでしょうが、そうでない場合は‥過去の自分の決断を信じ、他人の評価に一喜一憂することなく、「続ける」の選択肢、一本しかなければ、一瞬は凹んでも行動し続けることができると思います。
まさに、失敗を経験と発見に変えることができた瞬間です。
「蒔かぬ種は生えぬ」この言葉を胸に、まずは小さな行動の一歩を積み重ねることはすべて、
未来の成果につながると信じております。
今日のあなたの素敵な出会いを祈っております。
営業とは応援だ‼
最後まで読んでいただいた貴方の優しさに、心からの「ありがとう」を贈ります。
宮本新治
2025年8月27日