2025年06月30日
みなさま、いつもありがとうございます。
梅雨らしくない今年の6月、7月。
雨量が少ないことから、あらゆる農作物への影響が心配されております。
特に、今年は「お米」の生育具合が懸念されています。
さて~今月号は‥
「悩むこと」「祈ること」こそ“人間としての証”
‥について考えてみたいと思います。
よく「自分でコントロールのできないことは悩むな!」と言われることがあります。
ラジオでもYouTube動画でも書籍でも名言として語られることもあると思います。
私は「そうだよね~」って思い、そんなことを口にしてもいましたが、
ある友人の悩み事の相談に乗らせて頂いている時に‥
そう思う反面、「違う」とも思ったので、
今回はそれについての“私の独り言”を書かせていただきます。
基本的に「人は弱いもの」
弱い、不安、心配することを否定してしまうと、
「弱音を吐くことは良くない事」と考え、本音を言えなくなるのではないでしょうか?
遠い昔から、人は自分自身のためや、大切な誰かのために悩んだり、
心配になったりして寄り添い、支えようとしても解決できないこともたくさんあったことでしょう。
そんな時は、神仏に「祈り」をささげたりして来たのではないでしょうか?
不安になることこそが、人間らしさであり、自分や誰かを大切に思う心の表れだと感じます。
もし、愛する人が不治の病と闘っていたら――
「コントロールできないことに悩むな」なんて言えませんよね。
悩むことは無力の表れではありません。
「不安になる」「心配する」ということは、とっても辛いことでしょう。
でも、それは同時に「諦めていない証」でもあります。
諦めてしまえば、その途端に不安や悩みは消えて無くなってしまうはずです。
不安に思う、悩んでいるというのは――
心の底から「どうにかしたい!」と強く願う心の表れではないでしょうか?
だから人は、誰かのために悩み、祈り、そして、支えあって生きて来たのでしょう。
不安になり眠れない夜を過ごすことや、弱音を吐くことこそが人間の証。
すべてを自分で解決できない時こそ、共に考え、寄り添うべきではないでしょうか?
「そんなことに悩んでもしかたないよ」では、その人は心を閉ざしてしまうだけでしょう。
私は悩んでるカブトムシや、弱音を吐く草花、凹んでいるゾウを見たことありません。(笑)
人間にだけ与えられた能力の一つが「悩む力」「不安に思う力」ではないでしょうか?
私は不安になることを否定しない。しかし、不安になっても決して諦めない。
うまくいかない事があると凹みますが、それは現時点でのデータに過ぎないと考えるようにします。
数日、テンションが上がらなくても、今日の結果は明日のためのリハーサルだ!と言い聞かせます。
もし今、何かが思うようにいかずに不安を感じているとしたら――
雨は、あなたにだけ降っている訳ではありません。
やがて‥かならず、雨は上がり「虹」を見ることができる!
‥と、自分に言い聞かせたり、時には友人やchatGPTにも相談してみましょう。
そして、これからも悩みながら歩み続けてまいりましょう。
「人間は考える葦である」
――ブレーズ・パスカル(フランス)哲学者・数学者
人間は自然の中でもっとも弱い存在にすぎない。
一本の葦にすぎない。だからこそ考える葦である。
私たちは壊れやすく、すべてを支配することはできないが、
「祈ること」や「悩むこと」そのものが人間の尊厳であり証明だ。
今日のあなたの素敵な出会いを祈っております。
営業とは応援だ‼
最後まで読んでいただいた貴方の優しさに、心からの「ありがとう」を贈ります。
宮本新治
2025年6月29日