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お金や保険のこと

更新型の死亡保障は今の社会に通用するのか。

生命保険の見直し塾

2024年09月25日

日本は独特な保険の進化を遂げてきていた国です。

THE SEIHOと呼ばれるほど。

その日本の保険の代表的なタイプは「更新型」になります。

これは「60歳で切れる保険」

保障が終わってしまうタイプのものが多く見受けられます。

※更に80歳まで更新は可能なのもが多いですが、カケステの保険料(掛金)がかなり高額になります。

基本的には60歳までの保険と考えてもいいのではないでしょうか。

しかし、そもそもの意味を考えてください。
30代の未来ある若者に対して「あなたは60歳以降は稼ぐ力、経済的価値がもう0円になる」でしょう。

だから60歳までの保険でいいでしょう‥と言いながら、

未来ある青年に60歳までの更新型保険を販売するっていうことと言い換えてもいいかも知れませんよね?

そう言うと、きっと「いやいや、10年後の情勢に合わせて、その時点で見直しが必要です」と、

おっしゃられるかも知れないですよね。

そもそもその趣旨は間違っていませんか?

10年後は10年後に考えればと言う考え自体が令和の現代にマッチしてないと思いませんか?

 

そういった考えが‥

毎回、たったの2年おきにやってくる車検の時に‥

「車検の費用がない!」といった発言の結果に直結しているのではないでしょうか。

2年ごとに訪れる車検の準備も出来ていないとするのであれば、

18年後の大学の費用や、自身の老後資金の準備なんて、

ほんとうに難しい話になってしまいますよね。

 

なので‥

ライフプランは長期間で考えるのが基本。

 

40年後、50年後のプランニングを作る。

そして、次に「もし何か起きてしまった場合のリスク」を想定し、そのリスクに「順番」をつけ、

優先順位の高いところからリスクマネージメントを考えて対策の実働をかける。

この分析と対策に関しては信頼の置けるファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することをおすすめいたします。

これからの時代は60歳以降に、今よりも稼ぐ力が上がっていくということも考えられます。

長期のライフプランを立て、そして状況の変化に応じて更にライフプランを見直す。

今の60代は昔で言えば40代。

70歳になっても50代です。

もうまったくライフプランの軸が変わってきたのです。

そこを考えないでまだ60歳=現役の終わりと考えているプランそのものが

化石のプランだと考えるべきだと思いますが、いかがでしょうか?

 

①ライフプランを作る

②マネープランを作る

③リスクマネージメントを考え、実働させる

 

損害保険、生命保険を選ぶ。

※生命保険は一般的にインフレに弱いとされてますが、

中にはインフレ対策になる保険もあるので、

NISA、インフレに強い保険などで必要な保障額と資金の確保を適正に準備してまいりましょう。

 

以上、今回は更新型の保険についてでした。

 

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