2024年09月15日
カケステ保険といえば‥
入院、手術を保障してくれる医療保険やがん保険や、
そして死亡保障、高度障害を保障してくれる保険でしょうか。
一部、医療保険、ガン保険には使わなければ掛け金の70~80%が60歳、や70歳に返ってくるものもあります。
また、医療保険とは思えないほど高い掛け金なのですが、
使わなければ掛け金が返って来て、
払込期間が満了後は無料で医療保障が残るものもあります。
しかし、ほとんどはカケステの保険になっております。
このカケステの保険が損でしょうか?
カケステ保険はダメなのでしょうか?
YouTubeとかでも一部の有名人が「保険はいらない」なって言っていらっしゃる方もいますが。
私は長年、保険業界で仕事をさせてきていただいているので、
「死亡保険金給付手続き」を何度か経験させていただくことがありました。
残された遺族である奥さんや、お父さんに、契約者さんの想いとお金をお届けしてまいりました。
奥様は「本当にたすかりました。ありがとうございました」と涙ながら最後におっしゃっていただけました。
「小さなこの子を私ひとりで育てていくのに、このお金を大切に使ってまいります。そして、あの人の事も‥」
この奥さんに、もし保険金が入らなかったら‥
娘さんの学校の進路も変わるでしょう。
外食も減るでしょう。
奥さんは、子どもと過ごせる時間も少なくなって、仕事に追われることになってしまったかも知れません。
この娘さんは、お父さんを失ったのですが、
お母さんと過ごせる時間も少なくなってしまったということは‥
結果的にお母さんも失ってしまったことと等しいとも言えるのではないでしょうか。
息子さんを無くした、年老いた父母に保険金を残したことにより、
築40年以上の古いお家から、国道沿いの病院の近くのモダンな中古住宅に引っ越すこともできました。
カケステ保険は「掛け金が安い」
なので、新しいタイプの保険が出た場合、乗り換えもしやすい。
そして、何といってもカケステ保険は‥
「一切、見返りを望まない愛する人を守ろうとする保険」とも言えます。
掛金は返らなくてもいい!
妻と子供を守れるのであれば!
‥といった想いを乗せることのできる唯一の保険になります。
大きな死亡保障が必要な時期限定の割安な掛け金のカケステ保険を利用し、
将来の生活資金は‥
NISAや、ハイブリット型保険(株式運用を選べる運用型の保険)等を活用し、
上手に使い分けることが大切だと思います。
保険は入ることが目的ではなく、
使う(守る)ことが目的。
カケステなのか、カケステでない保険で選ぶのではなく。
何に備えるかで選び、それに最適な保険を「自身の意思」で選ぶことが重要だと思います。