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子供未来通信7月号

定期通信

2023年06月30日

みなさま、いつもありがとうございます。
長野県の「梅雨明け宣言」が待ち遠しい、今日この頃ですが、
「コロナ明け」という日は来てくれないのでしょうか。
さて、いよいよ2023年の後半が静かに始まろうとしております。
実は、この 7 月号の通信を書いている今日は 6 月 27 日なのですが。
この 6 月 27 日は何の日かご存知でしょうか?
「演説の日」なんです。
私は企業向けの営業研修等を営ませていただいているのですが、
この演説という行為は、営業をする上でとっても重要なプロセスでもあります。
1874 年 6 月 27 日。
この日、福沢諭吉氏が日本で初めて慶應義塾の三田演説館にて演説会を行ったことから、
今日が演説の日となったようです。
この「演説」という言葉を福沢諭吉氏は作り、
「今後、日本が欧米と対等に成長していくためには、演説力が必須である」と
説いた日なのです。
パブリックスピーチを演説と訳したのは凄いと思います。
さて、演説の日については、ここまでにさせていただきまして。
今月は「催促は、しにくい?」に関して触れてみたいと思います。
上司部下、取引先に何かの仕事を依頼し、その後、何日たっても経過の報告もない。
また、来週の締め日は大丈夫だろうな?という不安になった経験をされたことはないでしょうか?
この重要な締め日への不安。もしくは、納期を守っていただけないケースは、
一定割合にあるはずです。逆にない訳はないでしょう。
‥と考えると催促の連絡をすればいいのですが、意外にそれがしにくいもの。
「頼んだことができるのかな?」と心配したり、
「依頼した仕事はちゃんと進んでいるんだろうな~?」とか、「あれ?昨日が締め日だったのに何
で連絡がないの?」といった経験をされた方も少なくないでしょう。
一般社団法人全国中小企業アシスト協会
「実は心配していることや、ただ待っていることは仕事ではなく、ただの忠犬ハチ公」と、
おっしゃる社長がいました。 ※もちろん、忠犬ハチ公を軽視する発言ではありません。
「催促はしにくい」「催促は失礼」という感覚があるかも知れません。
しかし、ただ待っていることの方が問題。
これは単に“催促の仕方”の問題でしょう。
「何かを依頼した」ということは「企業間の利益」が発生している訳です。
つまり、相手にとって仕事を依頼されたというは嬉しいことです。
なので、依頼した側は、利益と一緒に期待も提供している訳です。
納期に関して尋ねる際も「期待と利益」で催促すればいいわけです。
同僚、後輩に「頼んだアレ、どうなってるの?」ではなく、
「先日の頼んだアレ。楽しみにしているよ。進捗はどうかな?何か困ってない?」
取引会社へは「社長、来週が納期の○○の進捗はいかがでしょうか?」と聞くより、
「社長にとっては初挑戦になるような業務かも知れませんが、来週の予定日を弊社
スタッフ全員で楽しみにしております。ところで進捗はいかがでしょうか?」
‥とたずねた方が、聞かれる方もたずねる方も楽ではないでしょうか?
自分が“言いにくいこと”は、相手も“聞き入れにくいこと”
だからといって、言いにくいことを根性で言うのではなく(笑)
または、言わないのでもなく、言いにくいことは“言い方を変えて伝えてはいかがでしょうか”
心配とは「心配り」と書きます。
「不安なまま待つ」とは書いてありません。
本人に何も言わずに、その心配や不安を他の人に愚痴るのではなく、
その本人に、あなたの“心配りと配慮”を言葉にして伝えて差し上げてはいかがでしょうか?

今日のあなたの素敵な出会いを祈っております。
営業とは応援だ‼
最後まで読んでいただいた貴方の優しさに、心からの「ありがとう」を贈ります。

宮本新治
令和5年6月27日

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