2026年07月16日
「付き合い」の裏に潜むコストの罠
― NISAの非課税メリットを食いつぶす見えない損失 ―
今、日経平均最高値!とメディアでは広く報じられておりますが、その恩恵を実感している人は、ごくわずかとなっております。
そして、アナリストによると、ドル円も200円に行くという見方も多く、物価高と合わせて生活を圧迫すると報じられております。
日本では、金融資産が500万未満という家庭は52%を占めており。
3000万以上を保有しているのは、わずか6%だそうです。
※金融報告中央委員会 出典
では、突然ですが。
あなたは「インフレ税」という言葉を耳にされたことはありますか?
きっとないでしょう。
なぜなら、私の友人の社長がおっしゃっていた造語だから(笑)
その社長が言っている「インフレ税」とは‥
「口座に置き去りになっている1000万円は毎年、20万ずつ価値が目減りしている」
「1億円なら200万ずつ」・・ということで、インフレ税と呼ばせていただいております。
毎年毎年、法人税、消費税を払った資産が、
更に毎年毎年、2%のインフレで価値が蝕まれてしまっているのです。
そこに、追い打ちをかけるかのように人件費高騰、借入金利上昇などなど!汗
これは経営者にとってみるとダブル、トリプルパンチの痛手になっているのです。
では、対抗策はないのでしょうか?
それがNISAなどの投資になります。
今回は「個人での投資」に関して知って得する情報をご案内いたします。
まず、あなたはメインバンクでの資産運用はどう思われますか?
経営者として、「銀行との付き合い」や「手続きの手間を省く」という判断は、一見合理的に見える。
しかし、投資という“数字がすべて”の世界では、その選択が静かに利益を削り続けている可能性があることをご存じですか?
都銀、地方銀行にNISAを預けることには‥
見過ごせない2つのリスクが存在します。
■ リスク①:「個別株が買えない」という機会損失
銀行のNISAで購入できるのは、基本的に投資信託のみ。
つまり、投資判断の自由は大きく制限される。
例えば今後、
・急成長する日本企業
・高配当・株主優待銘柄
・世界を牽引する米国テック企業
こうした投資機会を見つけたとしても、銀行のNISA口座では一切手を出せない。
年間360万円、生涯1,800万円という強力な非課税枠を持ちながら、
その使い道が“投資信託のみ”に限定される。
これは、投資家として大きな武器を持ちながら、使える手段を制限されている状態に等しい。
■ リスク②:長期で効いてくる「手数料の差」
NISAの本来の価値は、約20%の税金がかからないことにある。
しかし現実には、そのメリットが“別の形で”失われている。
それが「信託報酬」という継続コストだ。
銀行で提案される商品は、比較的コストの高いアクティブファンドが中心になりやすく、その結果、「税金を払わない代わりに手数料を払い続ける」という構造になる。
では、実際にどの程度の差が出るのか。
【300万円を運用した場合のコスト差】
■ 低コスト(ネット証券・インデックス型:年0.06%)
・年間:約1,800円
・5年:約9,000円
・10年:約18,000円
■ 高コスト(銀行・アクティブ型:年1.5%)
・年間:約45,000円
・5年:約225,000円
・10年:約450,000円
10年間で、その差は約43万円。
これは「運用が下手だった結果」ではない。
ただ“持っていただけ”で発生する差である。
しかも実際には、複利の影響でこの差はさらに拡大する。
■ 結論:「付き合い」で選ぶか、「合理性」で選ぶか。
銀行との関係性を重視する判断を否定するものではない。
しかし、投資は感情ではなく“合理性”で判断すべき領域だと考えますが、
あなたはどう思いますか?
もし、あなたが‥
・銘柄選定の情報を持っている
・最低限のリサーチができる
・友人にある程度詳しい人がいて情報をもらえる
このどれらかに当てはまるなら、答えは明確である。
主導権は、自分で持つべきでしょう。
ネット証券であれば、
・個別株も含めた自由な選択
・圧倒的に低いコスト
この両方を同時に手に入れることができる。
NISAは「非課税」という強力な武器です。
しかし、その使い方を誤れば、利益は静かに削られていく。
かといって、何もしなければ「インフレ税」の餌食。
資産運用をはじめると、当然の「変動リスク」はありますが、
こうした、意外に知られていない「手数料リスク」や、「個別株の選択ができない投資の自由をなくしてしまっているリスク」など、「見えないコスト=リスク」に気づかないまま、「他者への利益を差し出し続けるリスク」に気づいていない投資家が多いのです。
その構造を理解したうえで資産運用を考える必要性があるのでは?と私は考えております。
今のその選択が、5年後・10年後の資産に大きな差を生むことになります。
なんとなくのお任せ投資ではなく、しっかりと自己選択の投資をしてまいりましょう!
(`・ω・´)b一緒に「億り人」になりましょう!
なお、本稿は銀行での資産運用を否定するものではなく、それぞれの特徴を踏まえたうえで、より合理的な選択を検討するための参考情報として提示しているものになります。
あなたの今後の選択の参考にしていただければ幸いです。